1996年1月12日生まれ、熊本県出身。『告白』(10 /中島哲也監督)に出演して脚光を浴びる。『桐島、部活やめるってよ』(12 /吉田大八監督)で第36回日本アカデミー賞新人俳優賞ほかを受賞。そのほかの主な出演作に、TVドラマ「あまちゃん」、映画『さよならドビュッシー』(13 /利重剛監督)、『リトル・フォレスト』シリーズ(14・15 /森淳一監督)、『バースデーカード』(16 /吉田康弘監督)、『古都』(16 / Yuki Saito監督)などがある。17年には『美しい星』(吉田大八監督)が公開予定。
瀬田監督の作品は『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』と『5windows』を見て、すごく面白いと思っていました。実際にお仕事してみると、作品もそうなんですけど、とても感覚的な、絵作りに徹する方で、「軽く」「テンポよく」といった言葉を手がかりに、私なりに監督のイメージをつかんで演じました。純という女の子は、客観的に見るとすごく情けなくて不器用で、滑稽な部分もあるし、なるべく拙く見えないよう、なんとかこの子をお客さんに愛おしいと思ってもらいたい、とずっと考えていましたね。染谷さん、永野さんとは、あまり役について話し合ったりはせず、お芝居を通して自然に寄り添っていった感じです。ギターは、二年前くらいにプライベートで始めたんです。ずっと超自己流で、でたらめに弾いて歌っていたんですが、それ以降1年くらいブランクがあって今回久しぶりに触ったら、指がすっかり硬くなってました。
1999年9月24日生まれ、東京出身。『ハード・リベンジ、ミリー ブラディバトル』(09 /辻本貴則監督)で映画デビュー。『俺物語!』(15 /河合勇人監督)のオーディションを勝ち抜きヒロイン役に抜擢されて注目される。出演作にTVドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「こえ恋」「真田丸」など。17年は初主演映画『ひるなかの流星』(新城毅彦監督/3月24日公開)をはじめ、『帝一の國』(永井聡監督)、『ピーチガール』(神徳幸治監督)、『ミックス。』(石川淳一監督/秋公開)など出演作が続けて公開予定。
最初は静かな撮影になるのかな? と思っていたんですけど、監督の穏やかで面白くて、なごめるキャラクターも手伝って、いつもどこかで笑いが起きているような楽しい現場でした。橋本愛さんが一回、モノマネをしてくれたんですけど、そんなことをされるイメージがなかったこともあって、大笑いして涙が止まらなくなっちゃって(笑)。ハルは、ちょっとつかみどころがなくて、テンションが急に上がったり下がったりする難しい役でしたが、監督の指示通りに演じて、あとは橋本さんと染谷さんに引っ張ってもらって、後ろからついていく感じでした。ちなみに、私はサンロードの靴屋さんの前でスカウトされて、それが芸能界に入るきっかけになったので、吉祥寺は私の人生を変えた街でもあるんです。普段からよく買い物にもくるし、昔から友達と公園に遊びに来てボートに乗ったりしていたので、撮影している間、少し不思議な感じでもありました。
1992年9月3日生まれ、東京出身。『ヒミズ』(11 /園子温監督)で第68回ヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞したほか、受賞歴多数。主な出演作に『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(11 /瀬田なつき監督)、『WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~』(14 /矢口史靖監督)、『寄生獣』(14 /山崎貴監督)、『バクマン』(15 /大根仁監督)、『さよなら歌舞伎町』(15 /廣木隆一監督)、『聖の青春』(16 /森義隆監督)など。2017年には『3月のライオン』(大友啓史監督)、日中合作の主演映画『空海 KU-KAI』(チェン・カイコー監督)が2018年公開予定
瀬田監督の映画は、時間と空間を独特の視線で切り取っていく。それがとても切なくて、哀愁を感じるんです。映像の温度がじんわりと身体に染みわたって感動する。そんな素敵な空気があふれる映画を作る方です。今回はこれまでになく何回もテイクを重ねましたが、あとはいつも通り、監督の人柄に引き付けられ、皆からアイデアが湧き出てくる現場でした。トキオはムードメーカーでありつつフラットな奴で、でも同時にピュアで自然に人を導く。魅力的な役でした。橋本さんとは『寄生獣』以来の共演で、瀬田組で再会したので驚きました。いままで知らなかった繊細な表情など、やはり計り知れない女優さんだなと。永野さんはお芝居に入っていくスピードといい周りの空気を変える風といい、とても力強い方でした。ラップは園子温監督の『TOKYO TRIBE』でやったほか、知人のヒップホップグループのアルバムに1曲だけ参加させてもらったりしていました。ラストのミュージカルシーンのラップ部分はceroの髙城さんにお願いしましたが、その他のフ
リースタイルシーンは瀬田さんとトクマルシューゴさんと一緒に作らせてもらいました。
1994年東京生まれ。4歳からクラシックバレエをはじめ、2009年より米・ボストン、カナダ・カルガリーにダンス留学後2013年に帰国し、コンテンポラリーダンサーとして活動を始める。2015年より舞台や映画へ役者として活動の場を広げ、2016年にはNODAMAP舞台「逆鱗」にも出演。2017年には初主演映画『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(石井裕也監督)が公開となる。
1988年2月15日生まれ、東京都出身。『茶の味』(04 /石井克人監督)で映画デビュー。主な出演作に『グミ・チョコレート・パイン』(07 /ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督)、『ハッピーフライト』(08 /矢口史靖監督)、『色即ぜねれいしょん』(09 /田口トモロヲ)、『あぜ道のダンディ』(11 /石井裕也監督)、『超能力研究部の3人』(14 /山下敦弘監督)、『エミアビのはじまりとはじまり』(16/渡辺謙作監督)など。2017年には『榎田貿易堂』(飯塚健監督)、『地の塩 山室軍平』(東條政利監督)などの公開が控えている。
1955年3月4日生まれ、島根県出身。TV,映画、舞台で幅広く活躍。主な出演作に『夢みるように眠りたい』(86 /林海象監督)、『ゲンセンカン主人』(93 /石井輝男監督)、『チーム・バチスタの栄光』(08 /中村義洋監督)、『千年の愉楽』(13 /若松孝二監督)、漫画家のつげ忠男を演じた『なりゆきな魂、』(17/瀬々敬久監督)などがある。バンドを組んでロックフェスに出演したこともあり、「はっぴいえんど」の研究を行うなど、ロックに造詣が深い。
1995年3月24日生まれ、北海道出身。2009年、第22回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで審査員特別賞を受賞。主な出演作に『ガチパンZ代理戦争』(13 /元木隆史監督)、『サム
ライフ』(15 /森谷雄監督)、『ライチ☆光クラブ』(16 /内藤瑛亮監督)、TVドラマ「高校入試」、「明日の光をつかめ」、「学校のカイダン」、「デスノート」などがある。
1995年8月17日生まれ、北海道出身。2007年、スターダストプロモーション芸能3部オーディションでグランプリに選ばれて芸能界デビュー、ファッションモデル、女優として活動を開始す
る。主な出演作に『5windows』(11、12 /瀬田なつき監督)、TVドラマ「グーグーだって猫である」など。本作にも登場するキラリナ京王吉祥寺の広告モデルを開店以来つとめている。
1944年横浜生まれ。明治学院大学入学後、マイク真木等とモダンフォークカルテット(MFQ)を結成。カレッジフォークを代表する人気バンドになる。何度かの渡米を経て、70年代後半からはトーキング・ヘッズ、エルヴィス・コステロ、トム・ウェイツ、ジェームズ・ブラウンなどのミュージシャンを招聘するほか、日本のミュージシャンの海外紹介など、海を越えての活動を続けている。